○今日からエロース?③○

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朝――― 「ん…んん……………ん?」 「おはよう、ハル」 ちょっと腫れた目でにこやかに笑う陽向を、ぼんやり見上げる俺の唇がまたグダグダ… 「朝練か?」 口を拭いながら、腹の上の陽向に訊ねる。 「もう引退したから……ない」 困った顔をしてから俺を見下ろす。 「あ、悪い」 「いつもの時間に目が覚めたから、起きたついでにハルのとこ潜り込んだ」 毎度毎度、全然気づかない俺も俺だよな。 「なあ、朝から何したらいい?」 「何って…う~ん…まだ早いんだろ?寝れば?」 「寝るには中途半端だろ。手伝いをしたいって言ってんだよ」 ちょっと恥ずかしそうな顔を横に向けている。 「じゃあ…何をしてもらおうかなあ。う~ん…」 「なんなんだよ…そんなに悩むこと?」 「慣れなくて…弱ったなあ。あ、ゴミを集めてゴミ出し」 ポンッを手を叩いてやっと閃いた俺に『わかった』とホッとした顔をする。 「これから毎朝何かするから、俺の仕事を決めておいて」 「陽向はとにかく学校を優先しろ。まずそれだ。あとは休みに荷物持ちで買い物に付き合ってくれればそれでいい」
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