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「こんな朝から誰かと電話してた？」
ムスッと不機嫌そうな陽向が、焼きたての俺のトーストを乱暴に引き裂いた。
「してたけど…なんで裂いちまうんだよ」
「あの同僚のストーカー女じゃねえだろうな？今日はバイブってなかったんだからな」
何が気に入らないのか、でかいスプーンでマーガリンを山盛り乗せやがった。
「違う違う、裕典だよ。本当だって」
「なんでこんな時間にあの裕典が起きているんだよ。そんなのおかしいだろう！裕典が起きてたなんて信じらんねえな！」
そっちかよ！
「散歩してたんだって。犬でもまた飼い始めたんじゃねえの？」
「犬なんていねえよ。仮に裕典が起きてたとして、散歩してたなんておかしい…変だ…」
陽向は神妙な顔で俺にマーガリン山盛りトーストを渡した。
わかんねえけど、こんだけ食ったら成人病にならねえか？
「もしかして…アイツのことだからストーカー女に相手にされないからって…早朝から下着ドロでもしてるとか…」
「ないだろ？………と、思うけど…たぶん」
「だよな。いくらなんでも盗んでねえだろうな。たぶん未遂だろ」
しようとした認定されてる裕典って…
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