○今日からエロース?③○

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裕太郎にそう言われ、陽向は顔を赤らめグッとなにも言えなくなっている。 は? 図星なわけ? 「ハルちゃんが兄貴の弁当を羨ましがったりするから…陽向はヤキモチ焼いてるんだ。可愛いよね~」 「裕太郎、喋りすぎ」 バツが悪いのか、陽向は山盛りご飯を裕太郎の前に置く。 「“作ってる陽向像”のリズムが乱れた時、ギャップがあって可愛いから。ハルちゃんもそう思うよね?」 「ま、素な姿はな。昔っから、ガキっぽくねえ生意気なガキのくせに、妙にガキっぽいとこを見せる時は可愛かったな。裕典もその瞬間を狙ってる」 嫌そうな顔をしている陽向を裕太郎は楽しそうに笑っている。 「おまえら二人とも、俺らから見れば可愛いわ」 「格好つけて大人ぶって言われても、ハルちゃんと兄貴じゃ…」 裕太郎、冷静に分析しすぎだろ? 陽向はそれを聞き『確かに』と頷きながら席につき、三人で食べ始めた。 「それはそうと、裕太郎こそ太中先輩とどうなの?」 「えっ…俺?」 裕太郎はドキリとしたように、大きな目をさらに大きくする。
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