○今日からエロース?③○

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「なっ……か…彼に聞いたのか?」 かなり焦って耳まで真っ赤になっている。 図星かよ~…。 「やっぱ当たりッスか?ヒュ~♪あっついッスね~。うっかり首筋に跡なんて残してないッスか?」 「だ…大丈夫だ。たぶん…」 「たぶんじゃダメッスよ、たぶんじゃ」 俺は寺河さんとの間を詰めさらに小声で話す。 「あの裕次郎兄貴は見た目極上なのに、自分に無頓着なんスよ?責任持って確認してもらわないと。でないと職場で冷やかされて泣かされて帰ってくるッスよ」 「わ…わかっている」 「無駄に狙われる隙になるようなことのないように頼むッスよ~。また勘違いストーカーにつけ狙われるなんてことになったら、寺河さんのせいッスからね」 「ストーカー?また?」 寺河さんの顔色が変わる。 「裕次郎兄貴は気づいてなかったんスけどね、中高校時代につけ狙ってる男達が」 「男?それも複数?」 「はい。あんまりしつこいから、俺と裕典が然り気無くボディガードでついてたこともあったし、何人かはボコって追い返したッス。裕次郎兄貴は未だに知らないはずッスよ」
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