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「第一志望には、このままならほぼ大丈夫かと。この状態を下げることなくいってくれさえすれば……」
「ありがとうございます」
頭を下げる俺に先生は強面をややゆるめた。
「それにしても、お兄さん。陽向くんは塾などにも通っていないそうですね」
「はい」
「それなのに入学してからも成績は学年でずっと変わらず上位です。部活も頑張っていましたし、我が校でもずば抜けて素晴らしい生徒です」
先生が柔らかく微笑んだから、俺は肩の力がやっと抜けたよ。
「ありがとうございますっ!俺……いや、できの悪い私に全く似ずにいてくれたことが、幸いしたと思います」
それが面白かったのか、陽向と先生は小さく吹き出した。
「いや、お兄さんも頑張ってらっしゃると伺ってますよ」
「また裕太郎のおばさんからの情報ですか?」
陽向は『裕太郎の方が三者懇談早かったんだ』と俺に耳打ちする。
◇◇◇
出したつもりが出せてなかった。
すみません。
ちょっと最初の方から弄くりまわします。
話は変わりません。
たまに新着入ってご迷惑おかけしたらごめんなさい
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