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「陽向はハルの大切な家族だよな?」
「○」
「ずっとハルの傍にいて欲しいよな?」
「○……へ?」
『ムフフフ……』と裕典が目を細めて俺を見ている。
「最後の質問♪ハルは陽向が超大好きだよな?」
「ぶっ……なんだその質問はっ!!」
慌てる俺を見て『おんや?』と首を傾げる
「あ~れぇ~?陽向のこと嫌いなのぉ?嫌いなのに一緒にいたいなんておかしいだろ?離れたくないとか、一人になりたくないとかぁ……嫌いな相手ならこんなチャンス願ったりじゃね?」
大袈裟に芝居がかった身振り手振りを交え、俺に『どうなのよぉ?』と答えを急かす。
「俺っちは陽向が超好きですよ~。生意気でオレ様だけど可愛いからな♪俺っちなら◎かなあ」
「ったく、○だよ。ま~る」
さっきからの涙なんて吹っ飛ばされてしまったよ。
「『家族として~』とか『弟として~』なんてのはナシな」
「うるせえよ!俺は花○だよ」
「おっほ~っ!」
裕典は大興奮だ。
「姉ちゃんの息子だしな♪」
「大人気ねえの……」
「今はそれでいいんだよ」
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