○今日から心友?○

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「アノ裕典がか?マジかよ…」 「ああ。おばさん泣いて仏壇に報告に行って、かれこれ一時間はお経あげてるって書いてあった」 わからなくもない… 高校卒業してから、『金貯めて専門学校行く』とか言ってバイト生活し始めたはいいが、どれも長くて一ヶ月… 就職する気は0…と来たもんだ。 口癖は『やりたい仕事がない』とか『バイトの方が儲かる』 焦る様子もなく、あっけらかんとした状態で、現状を嘆くおばさんが当初は俺によく泣きついてきた。 だが、やっぱりあの裕典のおばさんだ。 「ハルちゃん…あのバカは自分で気づかなきゃ理解出来ないとこあるから、気づくまで待つわ…でないと、無駄なエネルギーでしかないのよ…」 高校を卒業してから半年後には、 「この際、何でもいいから仕事しろ!完全な無職は家から放り出すよ!!覚悟しな!」
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