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「ああ。近いうちに君の現状を何とかしてみせる。だからもうしばらく辛抱して欲しい」
「うん。大丈夫だよ」
その後、ヤナがいれてくれた紅茶を飲みながら元魔王と夕方まで語らい、親睦を深めた。
「さて、おひらきにしよう」
「夕食ぐらい食べて行けばいいのに」
「いや。秘書をまたせている」
秘書と聞いて目つきの鋭い赤縁メガネをかけた、めちゃくちゃ強い女エルフが思い浮かんだ。
正直彼女とはもう絶対に戦いたくない。
魔王戦を控えている勇者のパーティーはいろいろ温存したいのに、彼女のせいで魔王との一騎打ちを余儀無くされた。
「アラン。君は四世界会議には来ないのかい?」
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