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もう朝なの?私は普段通り朝目を覚ましたつもりで目を開いた。
見覚えのない天井・壁…ふと携帯を取ろうと横を向いたら知らない男が眠っていた…
え…?誰?と思って急いでベッドから起き上がろうとした途端腕を捕まれた。
『逃げるなよ?』
男はそう語りかけてきた。昨日の記憶が全くない私は頭のなかはパニックだ。
一体何が起きてるの?この人は誰なの?私は何でここにいるの?
そう考えているとまた喋り出した。
『ははぁーん。さては昨日の事覚えてないんだな?俺は日向 透<ヒュウガ トオル>そしてここは俺の家だ。お前かなり酔ってたみたいだしな。三浦 莉奈さん…いや正しくは日向 莉奈か。』
「どういうこと?」
昨日の事が全く思い出せない…私は三浦なのに日向に言い換えたってどういうこと?昨日何があったの?
『全く覚えてないみたいだね。昨日は俺の社長任命式パーティだったんだよ。俺は君の会社の社長なわけ。そして君は俺の妻に昨日なったんだよ。』
「?!?!」
『全く覚えてないの?』
「全く…て言うか何で私が貴方の奥さんに…」
『あぁいい忘れてた。俺たちの結婚は契約だから。時期が来たらさよならだから正式には籍は入れてはないよ。ただ君には俺の身の回りのお世話をして貰う。今の仕事は他に回すように手配してあるから。』
「そんな勝手な…」
『お互いこの契約結婚は同意のもとしたんだし。契約守ってよ?守らなかったら何するか分からないよ?あと今の携帯は解約して新しいのこれな!!』
頭がパニックしていて空返事しかできなかった
契約結婚?どういうこと?
『それにお前いい声で鳴くのな。契約とはいえ夫婦だから覚悟しろよ?』
「え…?」
『おぃ、それも覚えてないのか?なら思い出させてやろうか!?』
私はベッドに押し倒された。昨日私はこの人と関係をもったって事?
「や、やめてください!!」
『抵抗するのか?まぁ時間もないしこれで勘弁してやるよ。(莉奈の首筋にキスマークをつける)帰ったら続きだからな。』
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