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(高校2年生かぁ…
退屈やね~)
これといって、部活動にも入っていないユウキにとって、高校生活は暇だった。
ユウキが今、夢中になっているというとダンスぐらいだ。
「dance」と言っても、break dance というものだが…
だが、ユウキが通っている高校にはdance部など無い。
特に入りたいと思う部活も無いので、帰宅部というわけだ。
放課後…
「これで、帰りのHRは終わる。じゃあまた明日な。」
と無愛想な男の担任の先生が居なくなる。
教室内では、それぞれの仲良しグループで、がやがや話声に包まれる。
私がほけーとしていると、
「ユウちゃん。」
と後ろから声をかけられた。
私は後ろに振り向き
「ん?何?さくら 。」
と返事した。
サラサラした黒髪の長髪にかわいい顔で、男子からは姫と呼ばれるほどの容姿を持つこの女の子は私の幼なじみで親友の橘 さくら。
「今日は、茶道部お休みだから、一緒に帰ろう。」
「お、んじゃ一緒に帰ろうか。」
ちなみに私が通っている高校は私服OKである。
もちろん皆私服だ。
ちなみに私の容姿をいうと
身長は168㎝で結構細身で、胸もそんな無くて、髪型はショートだし、化粧もそんなしなくて、だからなんか知らんが、よく男?女?と訊かれるぐらい、ボーイッシュです。
リアル男に間違えられた事もある。(泣)
まぁでも、過去何故か女子からラブレター貰ったり、告られたりした事があるんだよな…
私、女の子なんやけどな。
と何回思ったことか!!!
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