†ようこそ!怪事件倶楽部へ!

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「センサイ。 余計な事言わなくていい」 ジロリと小岩井先輩はチトセ君を睨む。 小岩井先輩は余程『オカルト倶楽部』が嫌いな模様……。 『センサイ』ってチトセ君のあだ名? チトセ……。 千歳……。 センサイ……。 あぁ、成る程ね。 わかりやすいあだ名。 でも、呼びにくい。 「は~い」 睨まれたチトセ君は良い子返事をして口をふさいだ。 「美優、遥ちゃんが入ってくれたら嬉しいなぁ。 こんなムサイ奴ばっかじゃ息が詰まっちゃう~」 小岩井先輩とチトセ君を見ながら美優ちゃんはいう。 勧誘……しているのよね? 言葉の端々がキツイのは気のせいかしら。 「むさくて悪かったな」 ムスッとして小岩井先輩は言う。 そりゃ、ムスッとするのもわかる。 「……考えときます。 あたしそろそろ寮に戻らないと荷物ほったらかしですし」 半分、言い訳。 とにもかくにも、あたしはここから出たい。 もう頭がパンクしそう。 「そうだな。 俺らも戻るか。 みそ、宮本 遥を頼む」 時計をチラッと見て小岩井先輩はバックを持った。 意外にも物分かりのいい人のようだ。
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