†夢から覚めた現実。

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「おはよう。 今日も元気だね~」 元気なチトセ君をみて何か羨ましくなった。 「おはようございます! 今日も元気モリモリですよ!」 ゴリラみたいに胸を叩きながらチトセ君は言う。 ゴリラの真似……ではなさそうね。 元気さをアピールしているだけみたい。 こんなに純真無垢な少年はそうそういないであろう……。 「チトセ君は変な夢見たりしないんだろうね」 ゴリラ踊り?をするチトセ君を見てあたしは言う。 「見たんだよ、この僕が! でも内容が思い出せなくってさ……」 ゴリラの動きを止めチトセ君は元々大きな瞳を目で大きく見開かせた。 ……何か怖いです、はい。 目玉が落っこちそうだよ。 「センサイもか?」 スゥッとチトセ君の肩に手が伸びてきた。 「ぎゃああああ! お化け!」 驚いたチトセ君は尻もちついた。 「違うし」 何と背後にチトセ君の反応に困惑してる小岩井先輩がいた。 ……何時の間に来たんだろう。 「あ、部長おはようございます!」 ゆっくりと立ち上がりながらチトセ君は小岩井先輩に挨拶をした。 「おはようございます。 いつも幽霊みたいに現れるわね」 小岩井先輩の登場の仕方に美優ちゃんは少し驚いてるみたい。
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