背徳の教師

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タバコの臭いが煙る室内。 寺岡はスーツの上半身を大胆に開け、すすけたソファに座っている。 そして傍らには、一通りの悦楽を味わい尽くし、果てた表情で横たわっている少年。そう、加山雄人である。 「どうだ? ゲイ・セックスの味は」 「ぼ、僕はただ、替えのパンツを下さると言われたからで、別に、興奮なんてしていませんっ!」 そう言いつつも、加山は自信の顔が赤く紅潮し、無意識のうちに寺岡に上目づかいを向けていることに気づいていない。 これはそう、まさにブタの表情。貪欲に快楽を求め、雄に媚びる醜い雄ブタの表情だった。 「せ、せんせい、もういいでしょう、早く、替えのパンツを下さい、次の授業に間に合いません」 そう、今は昼休み、この後も午後の過程が残っているのだ。 「そうだったな、じゃあ替えのパンツをやろう、さあ・・・俺から取ってみるがいい」 そういって寺岡は、自身の履いているパンツを加山に押しつける。 「せ、せんせい・・・」 「ほら、どうした? 次の授業に間に合わないぞ?」 そう言われ、加山はむくれ顔になる。その顔が、魔性の男、寺岡の魔性をさらに高くそそり勃たせていた。
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