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でも、ずっと、ずっと昔は、わたしってお姉ちゃんの付属品なのかなぁなんて悩んだ時もあった。
お姉ちゃんはとにかくできる。
勉強も運動もお料理もなんでも。
どんな団体に所属してもすぐ代表になって、だから地元でも如月さんって言ったらそれはお姉ちゃんのことを指した。
わたしはいつだって「深愛ちゃん」。
深愛ちゃんは立派なお姉さんがいていいね。
深愛ちゃんもお姉さんのようになりたいよね。
歳が離れているからお姉ちゃんというよりも、もうひとりのお母さんみたいにかわいがってもらってきた。
お姉ちゃんのことは尊敬しているし大好き。
だから、結局は自慢のお姉ちゃんなんだけどね。
仕事だからといって会社では絶対に口をきいてくれないお姉ちゃん。
そういう融通の利かないところはちょっと不満。
少しぐらい笑いかけてくれたっていいのにね。
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