戦慄!!

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 『うっ!!』 それは初めて体験する凄まじい衝撃と激痛だった。 私はその時、ヴァージンだったのだ。 育ての親の借金のために働きづめだった私には恋を楽しむ余裕などなかったのだ。  『ヒーーーっ!!』 前技もなく無理矢理捩じ込まれた時、思わず悲鳴を上げた。 『あっ、イヤーーー!!』 強烈な激痛に、まともな声も出ない。 犯されてしまったことに焦って、ただ啼き叫ぶことしか出来なかったのだ。 男性には解る筈もない、身体が引き裂かれ千切れるような痛み。 膝がガクガクと震える。 歯がガタガタと異常な音を立てる。 其処でそうやっているのがやっとの状態だったのだ。 あまりの痛さにうめき声を上げる。 それでも進撃を止めてくれない。 力任せにグイグイ食い込むそれは、私の中で尚も暴れようとしていた。 チクチク、ヒリヒリ、ジンジン。 常に襲いかかる激痛。 それは今まであじわったことのない最大級の苦痛だった。 (あぁ、ヤバい。妊娠する) 私にだってそれくらいの知識はあった。 (もう遅い? ) 私はそれでも、又反撃しようとしていた。  その時、ソイツは腰をピッタリ押し付けた。 私はここぞとばかりに下っ腹に思いっきり力を入れた。 ソイツはその強裂な力に押し戻され勢い良く外に弾き出された。 (勝った) そう思った。 でも腕の束縛は続き、今度は私の腰を両手で押さえながら又それで接触してきた。 そのままの状態で足の付け根に手を置かれ、下半身がソイツの腰の方向に引かれた。 『イヤーー!!』 遣られることは解っていた。 だけど私はまだ抵抗を繰り返していた。 必死に逃げようとしていたのだ。 そんな努力も報われず、少し上がったそれを目指してソイツのあれがやって来る。 二度目は意外とスムーズだった。 さっき感じた激痛は少し軽減されていて、すぐに陰部を密着させられた。 そして勝ち誇ったかのように、今度は下腹部に回された手まで使って激しく腰を打ち付けた。 ソイツが腰を動かす度に深く確実にのめり込む。 その都度起こる膝の屈伸運動に、私の下半身が持って行かれる。 『イヤーーっ!! ヤメテーーっ!!』 もう逃げることなんて出来ないと判りながら啼き叫ぶ。 それでもソイツは、遣りたい放題遣っていたのだった。 目の前にいる監督に救いの手を差し伸べようと腕に力を入れる。 でも監督はくわえ煙草で斜に構えて動いてくれなかった。 image=482869664.jpg
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