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そんな彼がなぜ監督…?
彼には小・中と一緒に野球をやっていた友人 “近藤大地”という友人がいた。
2009年7月…茂野は今日も県営球場に足を運んでいた。
『今日の前橋農業VS沼田商工はどっちかな~? 打力で言えば沼商工だけど、投手・守備で言えば前農だけどエースの竹田は春に肘を怪我して6回辺りから球威落ちるし、これは沼商工かな~?』と今日の試合を予想していた時、遠くから。
『透ー!!』
茂野 『?』
その男は茂野に向かい走ってきた。
近づいてくるにつれ茂野は思い出した。
『大地だ…』
そう先ほど紹介した、友人 “近藤大地”だった。
2人は1年振りの再会で試合そっちのけで会話が弾んでいた。
その会話の中で大地がボソッと…
大地:『俺の親父、来年前橋実業高校の校長になるんだけど…
硬式野球部作るって!はりきってたんだよ! でも、監督を招聘したいんだけど誰かイイ指導者知らね?』
それを聞き茂野の心が揺らいだ。
(監督やりたい!!!)
茂野:『俺に監督やらせてくれ!
俺は高校行ってないし、教員は無理だけど、職業監督として俺を雇ってくれ!お前の親父さんに伝えてくれ!』と自分の思いを伝え、その後話は近藤の父 “近藤滋”に伝わり、快く快諾してくれ監督就任が決まった…
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