ハイドとシーク

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  それからさらに年月は過ぎ、またしても僕達を引き取りたいという人物が現れた もう彼女と離れ離れになるのは嫌だった 不安が渦巻く中、その人物は主人に僕の予想とは全く別の事を告げた 僕達の産みの親は今や世界的に有名な画家なのだ、と その人物は続けてこう告げた 僕達は何百年か昔、とあるアトリエに迷い込んだ二匹の野良猫をモデルに、後に有名な画家となる一人の青年が描いた二枚の人物画だ、と  
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