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なぜこんなにｽｷﾙや魔法DPが高いのかは皆さんもわかるように、技術を即時インストールできる反則まがいの技であるからだ。
初期に5つ格安でGETできるのは単純にﾀﾞﾝｼﾞｮﾝｺｱのｻｰﾋﾞｽで、本来は【大陸知識】【冒険者知識】【各種言語】等々ﾀﾞﾝｼﾞｮﾝ設置運営するために必要な情報を安く提供する為の物でもありDPﾎﾟｲﾝﾄ値ｻｰﾋﾞｽで低く抑えてるのは、ﾀﾞﾝｼﾞｮﾝ作成に使えるDPに配慮しての事だ。
しかし何故かL1全てに適用され、ﾏｽﾀｰの選択に制限をかけていないのもﾀﾞﾝｼﾞｮﾝ運営におけるﾏｽﾀｰの考えを自由に設定するための配慮からだ。
ﾎﾟｲﾝﾄが高額なもう一つの理由はあまり安いと滅茶苦茶強力無比なｶｽﾀﾑﾓﾝｽﾀｰを量産できるようになってしまう為の処置でもある。
これらのｽｷﾙを取得した彼は完全に一撃必殺で暗殺してやろうと考えているようである…闇討ちもいいところだが。
彼はそんな事お構い無し！だって自分が生きるため折角好条件をもらったんだから有利に利用しなきゃ位に考えてるのである。
《DPがまったく足りてない…ﾄﾗｯﾌﾟなんていつ設置できるやら…。
食糧買は備蓄できたし、さてどうするか？》
………しばらく考えた末に出た結論は
『やはり早急に地上に出てﾄﾗｯﾌﾟ分のDPを稼ぐ!!
まだ保護期間内だから入り口を完全に塞いでも問題ないだろう。
ダメなら意地でも岩石等の自然物で遮蔽してやる。』
と本気で考えている彼。
《だけどﾀﾞﾝｼﾞｮﾝを自然偽装するための作業は怠いな…岩も重いだろうし…。
ﾀﾞﾝｼﾞｮﾝに明かりは不用だから暗くて足場も悪いだろう。
正直面倒くさいって話なんだけど、作業用の知能の低い単純で安価なﾓﾝｽﾀｰはいるかな？》
冒険者を招きいれようとか共存しようとか全く考えて無いようだ。
それも当たり前かもしれない…ﾀﾞﾝｼﾞｮﾝの場所が発覚してしまえば対応しなければいけないうえ、運営に縛られる恐れもがある。
それにまず間違いなく初期状態のﾀﾞﾝｼﾞｮﾝは狩られる!!逆に狩られない理由は無いと自分が外界の人間でﾀﾞﾝｼﾞｮﾝの機能や性能を知ったら絶対初期ﾀﾞﾝｼﾞｮﾝを探すと思う、そんな発想をしているようだ【ﾀﾞﾝｼﾞｮﾝｺｱは奪える】との説明が彼の臆病を加速させた。
臆病なくせに引き籠らない攻撃的臆病など聞いたことも無い…当たり前の考えだがﾀﾞﾝｼﾞｮﾝ運営の観点からは随分捻くれている。
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