■彼の性格概要と特徴

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しかし今の俺はどうだろう… 田舎の人間付き合いや、そこで感じる息苦しさ、又はそれを周囲に出したくない自身のプライドの為東京にて出てきて社会人になった。 一つの職に就くも4年程度で息苦しさを感じたり、友達の誘いもありその誘惑に乗っかって辞めてしまったり、派遣社員をしてみたがある事情にて面倒くさくなり切り捨てて辞めたり。 自分の本当にやりたいと思っていた仕事に転職するもそれは理想やステータスに固執していただけであって決して自分を満たすことは無いと思い知った。 どの仕事についても初期必要以上に仕事ができてしまう。ある程度の作業工程、仕事内容に関してほかの人よりも理解力が早く直ぐに対応して仕事する事ができるのだが… 器用貧乏とはまさにこの事で必要以上に有る程度出来てしまう為飽きるのも早く、ある程度以上の習熟をする事ができない。 必要以上の努力無く難なくこなしてしまうように見えるがただそれだけ、ある意味作られたマニュアルの理解力と再現性が突出して高いだけで独創性や創造性が皆無に等しいのだ。 長く同じ仕事をしていると習熟した独創性や創造性のある特化個体に対して劣等感を抱き、その場の雰囲気が嫌になりはじめるのだ。 自身はTOPに立つことはできない人間であると今までの人生で実感してきた。 それともう一つ感じたこと… TOPにもなれないが自分が尊敬できない人、あるいは自身を尊重しわかってくれる人の下で無いと働くのさえ困難だと今まで生きてきた人生で認識してきた。 いつか劇的に世界が変わることを心から望んでいて俺は滅亡でもなんでも気軽に受け入れるだろう。心がほかの人よりも壊れているのかもしれない。単に暴走しないのは世間体とステータスのためなのだろう こんな社会でも俺の自我は一応保護してもらえているのだ、そして一生飼い殺されるはず。一線を超える勇気の無い俺にはちょうどいいのかもしれない。 この世界ではこれが普通だから……
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