2560人が本棚に入れています
本棚に追加
初めての戦闘で冷静に見えても敵に相対した彼は相当パニックになっていた。
やはり戦闘が初めてではどんなに有効なスキルを持っていても咄嗟に使うことは出来ない。
何より距離が近すぎるのだ。
死角から放たれたナイフを確認した瞬間に彼の腹部に激痛が迸る…
『うああっああ っ!!!?ああ あああ!!!!あっ あっ…』
《いてー!マジヤバい、スゲー血が出てるんだけど設定でのHPとか耐久力とかどうなってんの?
やっぱステータスが低いからもろにダメ食らってんのか。
すんなり深く刺さったぞ。》
滅茶苦茶痛くて血が出てはいるけど意識はしっかりしているし動くことも問題ないようだった。
----網膜表示------
・self
HP:57/100
MP:4/200
・対象1
ゴブリン種
HP:ダメージ中以下
MP:不明
---------------------
網膜表示で確認した限りだとこの表示は目視で確認できる近いものに標準があうようだ。
《今の一撃は43ダメらしい相当でかいな…
てか腹にもろ突き刺さってるし。
頭や心臓に当たったらどうなってたんだろう?
マスター弱すぎる。
一撃死はあるんだろうか?
今は戦闘に集中しなきゃ…相手はダメージ中かもうあまり戦闘を長引かせる訳にはいかない!!!》
最初のコメントを投稿しよう!