◆ダンジョン逃避計画スタート

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《非常にまずい!もう多分持たない今すぐ行動しなきゃ痛みや恐怖に負けてる場合ではない。》 痛みは攻撃を受けた側に行動制限を課すものです。 ゆえに精神力が強ければある程度無視することができる。 現実は数値や情報が見れないだけ… 彼はこの戦闘で無意識に痛みを追いやり思考を戦闘に向ける事に成功したようです。 火事場の馬鹿力でしょう。 お腹には矢じりとナイフ、その上に問答無用で乗るゴブリン。 既に彼の腹部はグチャグチャです。 ゴブリンはマウントの体制から左手で彼の両手をけん制し、彼の頭上目がけて矢じりを振り下ろす。 『『#★んkdfsじょ$#ー☆$ん%&kkzじょあおdそうあ!!!!!』』 その瞬間!!!!! 『modeling Magicっ!!!!!』 魔法を叫んだ彼は頭をぎりぎりで左に振りその反動で右手に掴んだ床をゴブリンの腕目がけて振り上げる。 と同時に左手に発動している造形魔法で自分のお腹あたりを液状に変化させた。 この間わずか数秒の出来事。 ゴブリンは突然に自分が乗っている床が沈み込み右側にバランスをくずした姿勢になった。 彼のMPが完全に0になると同時にゴブリンを床に固定する事に成功したのだが…… これを行った彼もまたゴブリン同様床に固定されてしまって居る。 《これで良い、成功だ!!!!》 ゴブリンは両足が右側寄りに傾いた状態で埋まり。 右手は彼に握られその手ごと床から延びる構造物に固定されている状態だ。 彼の右手はゴブリンの右腕を固定し。 左手半身は胸下辺りまで腹部腰太ももは九の字型に床に固定されている。 『『#★fdじお$#??ー☆$ん%あdsfじき&???? kぞfじょmの!!!mvじおds。』』 『何言ってるか分からんって…ゴフっっ。』 ゴブリンがマウントの体制で床から抜け出そうと蠢き暴れる度に彼の腹部はズタズタになり大量の出血をする。 口からの吐血も尋常ではない。 《あぃ~最初から固定する方向で戦闘すれば良かったな… 肉を切らせて骨を断つか…俺の勝ちだ。 意識が遠くなる…あぁ、ゴフッ…》 ----網膜表示------ ・self HP:0/100 MP:0/200 ※行動不能 ・対象1 ゴブリン種 HP:ダメージ中 MP:不明 ---------------------
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