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※作者より補足→魔法の概念はその魔法が発動し続ける間、必要量のMPが発動時間により垂れ流され続けるのが前提です。
決してケアル・ホイミの様に唱えた瞬間に治るものでは無いです。
呪文は効果を発動させるキーワードの位置づけになりますので、魔力を癒しに変換する効果・効率は呪文種類よりも術者の習熟度に関わってきます。
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それらの理由から、持ち出し可能で何時でも傷を癒すことの出来るアイテムは常に品が薄く高額になっている。
魔物でもそれら利用させてもらっているものが多いのが実情だ。
戦闘においてMPが尽きて回復できなければただ殺されるだけなのと、トラップ回避や各種スキル使用にも魔力が掛るものもあったりで直ぐに魔力がカラになる回復魔法の様な燃費の悪いものを率先して戦場やダンジョンで使うものはあまりいない。
パーティーや部隊はそれらをうまく補って構成されている。
《良し体力も半分以上程戻った。
傷口もしばらくは大丈夫
残りは全部使わずにこの先の事を考えて一時保留でとっておこう。
後はウルフが痺れを切らして突撃してきた所を矢で射殺す!!!!》
そう決めるとL字角から出て、半身で弓を構えて肉壁を観察する。
相変わらず唸り声を発して警戒しているウルフを今か今かと待ち構える【ユーマッチ】。
ドスンッ!!!!ドスン!!
『グウウウ…アアアゥ!!!!!』
牙をむきっ出しにした!ウルフが突如出現し【ユーマッチ】に襲いかかるが……
もともとそれを狙っていた【ユーマッチ】にとっては何ともない予定通りであり。
冷静に見定め弓を連射する。
ビュッン!!!ヒュッッ-、ヒュッッ-、シュッ!!!
『ブッ~アクッ!!!!グルウウ…………。』
ウルフは数本の矢を顔を中心受け走る勢いのままその場に絶命して転がった。
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