初めての朝

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そう間違いない僕は、無害な羊だ。 夏目さんは、まるで警戒をしていません。 僕でもわかります。 しばらくして、 「坂上くんも明日休みだよね?家どこ?」 「僕は、品川ですが夏目さんは?」 「すぐそこ。」 終電の心配は、愚かな僕の為だったんですね。 「じゃ夜も更けてきたことだし、家で飲み直しでもしますか?」(笑) そして夏目さんは、席を立っていた。 あろうことか支払いは、もう済んでいた。 いったい何が起きているんだ? 僕に?
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