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よく冷えたビールを、飲みながらお洒落な音楽を聴いて…
もうかなりの時間になっていた。
すると…
夏目さんが目を擦りながら…
ボソッと言った。
だんだん眠たくなってきたね…
僕は、頷きながらも、尋常じゃない心臓の音と、妄想でどうにかなりそうになっていた。
そんな僕の思いをよそに、着々と…
夏目さんは、ソファーベッドを倒してくれた。
そして…
「寝よう」と言った。
僕は、声に黙って従って横に静かに潜り込んだ。
電気を消してから、身のやり場に困っている僕に、しばらくして夏目さんが
優しい声で、
「ちょっといいかな?」
全然いいですよ。
なんですか?
とスマートに言いたいが、なんにも言えず黙ってただ頷くだけの僕
「甘えついでに、腕枕してもらえたら嬉しいな」
もう願ったり叶ったりです。
僕は、静かにそっと柔らかい髪の下に腕をいれた。
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