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私の名前を呼び、微笑んでいる彼は
私が大好きだった人……いや、今でも大好きな人である
杉本 春樹(すぎもと はるき)
私の高校の近くにある別の高校に通っている男の子
中学生の頃から仲が良くて、3年生の時に私から告白して付き合うことになった
やがて、春樹が引っ越してしまうのを知った時、迷わず自分もそこの高校を受けようと思ったのだが
残念なことに学力が足りず、仕方なくも春樹の受ける高校の近くにある高校を受けた
…そこまでするほど好きな人なのに、ついこの前フられてしまった
「ほら」
そう言って春樹は親指で自分の後ろをくいっと指している
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