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翔「金?
金ってどういうことですか!?」
俺は席を立ち上がりながら工藤さんに言った
貴「……あいつには貸した金があるんだ
それをあいつは受け取ったら、すぐに俺の前からいなくなった
子どもも出来たのに、これから子どもを含めた3人の生活が始まる時だったのに……あいつは!!」
ガダン!!
工藤さんは強く机を叩いて続けた
貴「やっと……何年も掛けてあいつを見つけたんだ!!
金は返してもらうからな!!
慶子に伝えとけ!」
工藤さんはそう言って、喫茶店を出て行った
翔(栞は……工藤さんと母さんの子ども?
金……?
意味が分からない………………)
俺が頭を抱えながら考え込んでいると
カランカラン
美「あっ、翔先輩♪」
奈「本当だ!お久しぶりです!!」
月「相変わらずイケメンだなぁ、どっかの誰かさんに教えてあげたいよ(笑)」
美桜ちゃんと奈美ちゃんと月花ちゃんが入ってきた
美「翔先輩!1人でどうしたんですか?」
翔「ん?…………何でもないよ、ただ知り合いと話してただけだから(笑)」
俺はニコッと笑いながら、喫茶店を出て行った
月「本当にかっこいいねー♪」
美「悔しいけど、夕紀先輩しか似合わないよね……」
奈「………」
美「奈美?どうしたの?」
奈「ねぇ……何かおかしくない?」
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