397人が本棚に入れています
本棚に追加
/774ページ
翔「ほらぁ!もっと声だせよ!!」
拓「ったく、ニノのスパルタ指導には参ったなり~(笑)」
章「それ俺っちの真似!?」
翔「いつ私語をしていいと言った!?
お前らはダッシュ5往復追加!!」
拓章「ノォーーー!!!」
夕「相変わらず、スパルタだね(笑)」
私は隣に松葉杖を使って立っている翔に そう言った
翔「あいつらがふざけてるからだよ!!
インハイ予選はもうすぐだってのに……」
溜め息をつきながら言う翔
結局あの事件の後、安藤君は再度警察に捕まった
陸君や章司君とケンカしていた2人組と龍って呼ばれる3人は警察が来る前にどこかへ逃げたらしい
翔も救急車で運ばれて、足の傷も肩の傷も縫ってもらったらしいが
足の方はまだ安静ということなので、松葉杖を使っている
私の意識がなかった時の出来事とは言っても、翔は私を助けるために足を切った
あの後、何度も翔に謝った
翔たちが学校を飛び出してから、私も我慢出来なくなり後から学校を出たが
不意にも安藤君の部下に捕まってしまった
そのせいで……私のせいで翔が傷ついたのに………
ーーーーーーーーーーーーーー
翔「もう夕紀に辛い思いをさせたくなかったから!
夕紀が無事でよかった(笑)」
ーーーーーーーーーーーーーー
いっつもそう言って笑う翔
私に辛い思いをさせたくなかったって……
私が傷つくよりも、翔が私のために傷つけたってことの方が……
100倍辛いよ………
最初のコメントを投稿しよう!