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夕「翔、よかったね!間に合って(笑)」
翔「おう!ありがとな(笑)」
にっこり笑って翔は私に言った
私は今日、監督さんにケガが完治するまで翔を支えるように言われたので
一緒に帰っている
夕「ねぇ翔……足まだ痛い?」
怒られるの覚悟で私は翔に言った
……コツン
案の定、頭を翔に叩かれてしまった
夕「むぅ……」
翔「むぅ……じゃねぇよ!
何回も言わせんなよ!!
今回のことは夕紀が辛い思いしてなければ、それでいいんだって!(笑)」
夕「………辛い思いはしてるよ」
私は足を止めて呟いた
翔「えっ………」
夕「辛い思いしてない訳ないじゃん……
私は自分が助かるために翔が傷つくことなんて望んでないよ……」
私がそう言うと、翔は少しの間黙っていたが
私の頭をなでながら言った
翔「夕紀……
俺は夕紀が傷つく姿をどうしても見たくなかったんだ」
夕「だからって「夕紀!」
翔は私の言葉を遮って続けた
翔「夕紀、俺だって夕紀には何度も助けられたんだ……
そんな夕紀のためなら何だってするよ!!」
夕「翔ぉ………」
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