~約束の1ヶ月~

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それから2日が経ち いよいよ私は今日の午後、東京に帰ることになった 今日は土曜日なので、学校には行かないが 翔たちバスケ部は部活があるらしい 全国大会の予選がもうそろそろ始まるとのことらしいので、翔はかなり気合いが入っている 足も今日完治して、練習にも参加するらしい 優「でも最後くらいは会いたかったなぁ…… 結局、何も出来ないままだったし」 私はそう言って、気を紛らわせるために散歩することにした 優母「ちゃんと午後には帰ってくるのよ? 新幹線の切符取っちゃったんだから」 優「うん、分かった………」 私は一言だけ言って家を出た 優「何か不思議と懐かしい気がするなぁ…… いっつも翔と一緒にこの道を登下校したし、手を繋いだり おんぶしてもらったり………」 私は翔との思い出を呟いているだけで、涙が出そうになったので考えるのをやめた そんな中、ふと顔を上げるとそこには翔といっつもいた公園があった 優「………翔」 私は無意識のうちに公園の中に入っていった ベンチに座り、何をするでもなくぼぉーっと景色を眺めていた 優「雲になりたい………」 空を見ながらそう言うと…… 翔「なれる訳ねぇだろ(笑)」
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