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優「だよね………
……ってえっ!!!」
私は声のする方を見ると、そこには私服姿の翔が立っていた
優「しょ、翔!!
どうしてここに!?部活は!!?」
翔「今日は午後からだから……」
翔はそう言って、私の隣に座った
翔「明日香から聞いたよ、今日東京に行くのか?」
優「………うん、そうだよ!」
私はそう言い、ベンチから立ち上がり
少し歩きながら続けた
優「東京に戻って、一生懸命会社の勉強して
役になって…出世もして!!
そして20になったら……」
私はクルリと翔の方を振り向き言った
優「涼介と結婚する………
それが、私の運命………
生まれる前から決まっていた私の人生なの!!!(笑)」
私は笑顔で翔に言った
こうでもしないと、また翔に頼ってしまう
迷惑を掛けてしまう
今、翔は大事な時期なのに混乱させてしまう
それだけはどうしても避けなかったのに………
涙が止まらなかった
優「あ、あれ?
おかしいなぁ、何で涙が………」
翔「………その涙が本当の気持ちなんじゃないのか?」
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