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翔は私の前まで来て続けた
翔「本当に優香が東京に行きたくて、会社の役にも立ちたくて、出世もしたくて
涼介と結婚したいなら、俺は何も言わない……」
優「だ、だったら何も言わないで!
私の望みは「違うだろ!!」
翔は私の言葉を遮って続けた
翔「優香の望み…そうなることじゃないだろ………
俺に言ってみろよ、優香が心の底から望むことを………(笑)」
翔は笑いながら、私の頭をポンポンと叩いてくれた
優「理想語っちゃだめって言ったの翔じゃん……
今さらなに?
夕紀とでも……誰とでも仲良くすればいいじゃん!!」
バチンッ!!
私は思いっ切り翔の頬を叩いた
翔は黙ったまま、私を見る
優「私たちは結局無理だったんだよ!!
翔が言ってた通り!私はこれからたくさんの人たちを支えていかないといけないの!!
次期社長の奥さんにならないといけない人なの!!
それに涼介が嫌いな訳じゃないし!
涼介にだって優しい所いーっぱいあるし、翔に勝ってる所なんて星の数ほどあるし!!
だから……だから私が本当に望んでいることは!!!
ずっと…………
………ずーっと翔の隣にいたいよぉ……………」
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