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翔「……ふぅ~、やれやれ
これでいいんだろ、夕紀……」
俺がベンチに座りながらそう言うと、公園の隅から夕紀が出て来た
夕「もちろん!これで優香ちゃんはこっちに帰って来れるからね!!(笑)」
翔「でもなぁ~、あのお父さんがすんなり許可するとは思えないけど……」
俺が言っている間に夕紀は俺の隣まで来て、ベンチに座った
夕「大丈夫だよ!優香ちゃんのお父さんやお母さんだもん!
例えどんなことがあっても、娘に面と向かって本音言われたら
娘の幸せを最優先に考えないはずがないよ(笑)」
翔「だといいけどな……
よし!俺もそろそろ部活行かなきゃ!!
今日から復帰だし、楽しみだわ(笑)」
俺はそう言って、ベンチから立ち上がった
夕「私も見に行ってもいい?」
翔「いいけど……することないぞ?(笑)」
夕「見てるだけで十分です!
あっ、そうだ!!」
夕紀はポケットから何かを取り出して、強引に俺の手に置いた
夕「はい、どうぞ(笑)」
翔「これって……お守り?」
俺の手に置かれたのは、『必勝祈願』と書かれたお守りだった
しかも……
翔「これ……夕紀が作った?」
夕「あはは……分かる?
あんまり上手く出来なかったからさ……(笑)」
そう言って苦笑いをする夕紀
翔「……ありがとな夕紀!
めちゃくちゃ嬉しい!!(笑)」
夕「えっ!(汗)
…よ、喜んでもらえたならよかったよ///////////////(恥)」
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