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監督さんの一言で、部員みんなの空気が変わった
それもそのはず、桜央の部員数は３０を越えるのに
選ばれるのはたったの１５人……
夕（仲間でありながら、お互いライバルでもあるんだ……）
私がそう思っていると、監督さんは段ボールに入っている新品のユニフォームを取り出した
監「じゃあ、背番号と名前言うから順に取りに来い
最初に言った５人がスターティングメンバーだからな！！
まずは４番、天野 陸！」
陸「はい！！」
陸君は前に出てユニフォームを受け取った
その時、偶然目が合って陸君がﾆｺｯと笑顔を見せてきたので
私も笑い返した
監「１６番、黄川 章司！」
章「へい！」
監「７番、阿久津 拓也！」
拓「へい！」
２人は肩を組みながら監督さんの所に行きユニフォームを受け取った
監「５番、中川 静！」
静「はい」
静君はちゃんと両手でユニフォームを受け取った
監「そして最後の５人目は
１１番、二宮 翔！」
翔「うす！」
翔はユニフォームを受け取ると、少しほっとした表情をしていた
この後も監督さんはメンバーにユニフォームを渡していった
監「以上のメンバーで予選を勝ち抜く！
スターティングメンバーはもちろん、ユニフォームを貰った者
貰ってない者も合わせて桜中央だ！
全員で勝ちに行くぞ！分かったな！！？」
皆「はい！！！」
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