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私はびっくりした
部屋の電気をつけたら、イスに座っている涼介がいたんだもん……
涼「優香……」
涼介は私の前まで来て続けた
涼「今まで何をしていたぁ!!!」
バチンッ!!
涼介は私の頬を思いっ切り叩いた
私はその衝撃で、床に倒れてしまった
優「………」
黙っている私を強引に立たせて涼介は続けた
涼「病気で1ヶ月、地元の病院に通うだと!!?
そんな嘘が通じると思っているのか!!」
優「う、嘘じゃないもん!本当に病気だったんだもん!!」
私も強い口調で言い返すと、涼介は机の上に置いてあった紙を私に渡した
涼「ここ1ヶ月、桜中央地区の病院全ての患者のリストだ……
お前が病院に通っていたと言うなら、なぜここに優香の名前がないんだ!説明しろ!!!」
優「そ、それは………」
私は何も言えず、黙ってしまった
黙っている私の肩を掴みながら涼介は言った
涼「淳とも協力していたみたいだったな……」
優「あ、淳さんは関係ないよ!
私のことは何も知らなかったよ!!」
涼「……もう全て分かっているんだ、今さら下手な嘘をつくんじゃない
優香のせいで……
淳は職を失ったんだ」
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