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私はしばらくしてから、涼介のいる部屋に向かった
お母さんには話はつけてきた
これから私がどうするかを……
ｺﾝｺﾝ
涼「誰だ？」
優「私…優香」
涼「……入れ」
ｶﾞﾁｬ
涼介がそう言うので、私は部屋に入った
涼介は机の上に置いてあるノートパソコンで片手に資料を持ちながらキーボードに打ち込んでいる
涼「何しに来た？
俺は明日の朝にはまたアメリカに行かないといけないんだ……
手短に話せ」
優「………淳さんをまた雇ってほしい」
私がそう言うと、涼介は作業をやめ私を見た
涼「ふざけるな、淳をもう雇うつもりはない
そんな話をしに来たのなら、さっさと戻って明日の仕事に備えて寝ろ！！」
怒鳴る涼介に少し怖がりながらも私は言った
優「お願いします……」
涼「………優香」
涼介は立ち上がり、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して続けた
涼「これが会社の厳しさだ
だめなものはだめ、甘えが通じるなんてことはないんだよ……」
優「……もちろん、ただで何て言わないよ」
私がそう言うと、涼介はﾌｯと笑いながらミネラルウォーターを飲んだ
涼「笑わせるな、今の優香に何が出来る？」
優「……誓います
私は…………
もう２度と翔たちとは関わらないし、連絡も取らない
涼介と結婚する」
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