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涼「…………」
黙っている涼介に私は続けた
優「だから淳さんをまた私のサポート役にしてほしい……」
私は深く頭を下げた
涼「優香、顔を上げろ」
涼介がそう言うので、私は顔を上げて涼介を見た
涼「……本気なんだな?」
優「うん……」
涼「心に……迷いはないな?」
優「………うん」
私がそう言うと、涼介は机の上に置いてあったケータイを取り
どこかに連絡をした
涼「俺だ、今すぐ鹿沼 淳と連絡を取りうちの会社に雇ってくれ
給料も前までの3……いや5倍にまで引き上げろ」
涼介はそう言うと、電話を切って私の方を向いた
涼「俺は約束を守った、今度はお前の番だ……
俺と本気で結婚してくれるんだな?(笑)」
さっきまでの皮肉な笑みとは違い、どこか安心したような笑みを見せて涼介は言った
優「うん…私は涼介と結婚するよ」
涼「………」
涼介は黙ったまま、私をベッドの上に寝かせた
涼「結婚するんだし、いいよな?」
優「………うん」
私がそう言うと、涼介は私に抱きついてきた
涼「さっきは叩いたり、冷たくしたりしてごめんな……
俺が優香を幸せにするからな」
優「…………」
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