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優香が東京に行ってから1週間
あれから優香からの連絡は1回もない
そしてなぜかこちらからの連絡も出来なくなっていた
「この番号からの電話をお受けすることは出来ません」
パタン
俺はケータイを閉じて溜め息をついた
翔「何やってんだよ……優香」
俺はケータイに付いている優香とのペアストラップを握りながら呟いた
慶「翔ぉー!夕紀ちゃん来てるわよー!!」
下から母さんの声が聞こえてきたので、俺は家を出た
夕「翔、おは「夕紀、優香と連絡取れたか!?」
俺は夕紀の肩を掴んで言った
夕「ちょ、ちょっと痛いよ………」
翔「あっ、ご、ごめん……」
俺は夕紀から手を離した
夕「優香ちゃんと……連絡取れないね」
翔「ああ…………」
俺は手を握り締めながら言った
夕「いったい何があったんだろうね……」
翔「あいつは帰って来るよ!!」
俺はそう言って笑いながら続けた
翔「優香は絶対俺たちの所に帰って来るよ!!
優香は1回言ったことは中々変えたりしないからな(笑)」
夕「翔……」
心配してそうな目で見る夕紀の頭を俺はなでた
翔「まだ帰って来れないだけだって!
もう少し経ったら帰って来るよ、絶対!!
さぁ~て、今日も頑張るぞー!!(笑)」
夕(翔………)
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