397人が本棚に入れています
本棚に追加
/774ページ
翔「…………」
俺と工藤さんは近くの喫茶店にいた
真実を確かめるために……
翔「栞の実の父親って……どういうことですか!?」
貴「聞いていないのか?
慶子は俺と浮気をしていたと何度言ったら分かる?」
工藤さんは呆れた様子で俺を見る
母さんは父さんと結婚して、俺を産んだ後にこの男と……
でも……どうして……?
翔「母さんは……何であなたと?」
貴「そんなの俺の知ったこっちゃない
俺だって家族がいることなんて知らされていなかったんだ」
翔「!!!!」
工藤さんの発言に俺は驚きを隠せなかった
意味が分からなかった、理解が出来なかった
翔「栞は…………俺の妹です」
俺がそう言うと工藤さんは溜め息をつきながら、俺に言った
貴「そんなことはどうでもいいんだよ
それよりも早く……俺に金を渡すように慶子に伝えろ」
最初のコメントを投稿しよう!