~孤独と絶望の中の真実~

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翔「…………」 俺と工藤さんは近くの喫茶店にいた 真実を確かめるために…… 翔「栞の実の父親って……どういうことですか!?」 貴「聞いていないのか? 慶子は俺と浮気をしていたと何度言ったら分かる?」 工藤さんは呆れた様子で俺を見る 母さんは父さんと結婚して、俺を産んだ後にこの男と…… でも……どうして……? 翔「母さんは……何であなたと?」 貴「そんなの俺の知ったこっちゃない 俺だって家族がいることなんて知らされていなかったんだ」 翔「!!!!」 工藤さんの発言に俺は驚きを隠せなかった 意味が分からなかった、理解が出来なかった 翔「栞は…………俺の妹です」 俺がそう言うと工藤さんは溜め息をつきながら、俺に言った 貴「そんなことはどうでもいいんだよ それよりも早く……俺に金を渡すように慶子に伝えろ」
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