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夕「いつも優しいよね、お母さんって!」
翔「夕紀だけにはな、俺には全然優しくないよ」
俺は夕紀と一緒に歩いて登校しながら話している
夕「そんなこと言わないの!
翔のことだってちゃんと心配してるよ?」
翔「そうかぁ?」
俺がそう言うと夕紀は笑顔で頷いた
夕「もちろん!
私の目標だよ、お母さんは(笑)
私もあんなお母さんになれるかな~(笑)」
翔「夕紀なら……きっとなれるよ(笑)」
夕「翔……(笑)」
こんなラブラブな感じで今日も俺たちは登校した
学校に着くと、パトカーが何台も止まっていた
夕「な、なにこれ……!」
翔「何だろうな……」
俺たちは警戒しながら学校に入ろうとすると、何人かの警官が俺たちの前まで来て警察手帳を見せてきた
警1「警察の者ですが、二宮君だよね?」
翔「……はい、そうですけど…………何か?」
俺がそう聞くと、警察の人はとんでもないことを口にした
警2「実はね……
工藤 貴久さんが遺体で発見されたんだ」
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