~孤独と絶望の中の真実~

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夕「電話切れちゃった……」 私はケータイを閉じながら、翔の机を見た 夕(嫌な予感がするのは私だけ……ただの勘違い…… そうだよね?……翔) そんなことを思っていると ガラガラガラ 翔が教室に帰ってきた だから、私は翔の所に行って事情を聞こうとしたが出来なかった 足が動かなかった あの翔の目を見てしまったら…… あんな目……見たことない 冷たすぎる…… 夕「翔…………」ボソッ そんな中…… ガラガラガラ すごい大勢の人たちが入ってきた かなり大きいカメラ そしてすごいフラッシュの数々を翔に浴びせている 男1「おい!息子がいたぞ!!」 1人の男性がそう言うと、翔の周りはあっという間に大人の人たちに囲まれてしまった みんなもこの異常さを察したのか、翔の席から離れる 篠「ちょ、ちょっと!何なんですかあなたたちは!!」 篠崎先生は大人の人たちを退けようとしたが出来なかった そんな中、1人の男性がとんでもないことを口にした 男1「二宮君! 君のお母さんが人を殺しちゃったって本当?」
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