~止まった風~

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男1「アメリカ?」 女1「な、なんで……」 俺と陸と夕紀以外のみんなはかなり驚いていた それもそのはず、あのミスコン以来 有名になったあの優香が、みんなに何も言わずアメリカへ行ってしまったのだから 篠「でも、一応優香ちゃんに頼まれて 『どうしてもクラスにはいたい』 って言う要望があったからね! きっとすぐに帰ってくるよ!!」 落ち込むみんなに先生は元気づけようとして言った すると、1人の男子が立ち上がって俺の方を見ながら言った 男2「ニノは知ってたのか? 大森のこと……」 翔「…………ああ、知ってたよ」 俺は席に座ったままそう言うと みんなびっくりした顔で俺を見てきた 女1「嘘……知ってたの?」 女2「どうして? 好きなんじゃないの?優香のこと……」 翔「………」 黙っている俺に怒った男子生徒が向かってこようとしたが、陸が急いでそれを止めた 男3「離せよ、陸!」 陸「やめろ!ニノだってこうなることを望んでいた訳じゃ「陸……」 俺は陸の言葉を遮り続けた 翔「いいよ庇わなくて… ……優香をアメリカ行かせたのは俺なんだし……」
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