~復讐は始まった~

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翔「優香………」 俺は服が乱れ、ぐったりしている優香を見て続けた 翔「悪いけど、もう少しだけ我慢してくれ…… すぐ終わる」 優「翔ぉ………グスッ……」 優香はなぜか俺の声を聞いてまた泣き出した 翔(ったく、泣き虫な所は東京行っても成長してないみたいだな………さて) 俺は目線を優香の隣にいる安藤に移した 翔「安藤………俊也」 俊「久しぶりだな、二宮 翔…… 夕紀は元気かい?(笑)」 翔「今すぐ優香から離れろ」 俺はブレザーを脱ぎながら、前に進んだ 俊「ずっと待ってたぜ……この時を」 安藤も優香から離れ、前に進んでくる バサッ 俺はブレザーを脱ぎ横に投げて言った 翔「優香に何をした?」 俊「はて……何のことかな? 一緒に君を待ちながら遊んでただけだよ」 俺たちは互いに近い距離までになると、足を止めた 翔「あの時、結局夕紀の借りも返せなかったからな…… その分も今日はぶつけてやるから覚悟しとけよ(笑)」 俊「あの時の借りがあるのは君だけだとは思わないことだ あの日、初めて俺の計算が狂ったんだ…… あの借りは……」 シュッ 安藤はポケットからバタフライナイフを取り出して続けた 俊「殺して返してやるよ!二宮ぁ!!!」 翔「!!!!!」 優「しょ、翔ぉ!!!!!」
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