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翔「~~~~っ!!」
俺は安藤から3歩後ろに下がった
俊「……やるじゃねぇか
とっさに体を強引に動かして、手の重傷ではなく
肩の軽傷ですませたんだからな(笑)」
翔「アホ言うな、当たってるわ……」
俺の右肩の一部はワイシャツやその下に着ていた服の所は破けてしまって、手を下げていると
血が指先まで落ちてくる程だった
優「お願い!もうやめて!!」
倒れたまま、安藤に叫ぶ優香
俊「無理だよ~、こいつだけは絶対に今ここで死ぬのが決まってるんだからさ(笑)」
翔「ちぃ………」
俺は傷口を左手で抑えた
翔(思ってたよりは深くない…
けど、流れたままほっとくのは危険だな)
そんなことを考えていると、入り口のドアが開く音がした
静「ニノ!!」
拓「ニノ!優香ちゃん!!」
翔「静!拓!!」
俊「ちぃ、ワラワラと……
動くんじゃねぇぞ!!」
安藤は怒鳴りながら続けた
俊「こいつは俺と二宮の真剣勝負だ!
ちょっとでも動いたらあの女を殺すからな!!」
安藤はナイフの先を優香のいる方に向けて言った
静「ざけんな安藤!ナイフ使ってながら、何が真剣勝負だ!!」
拓「ニノ!お前血が「拓!!」
俺は拓の言葉を遮り続けた
翔「ここは俺に任せてくれ……」
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