お届けもの

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「ま、間に合ったっ・・・」 「宗佑、お前運動不足じゃねぇの?」 「いや、お前があり過ぎるだけだから・・・」 「つかお前元陸上部なんだから体力あるの当然か・・・」 「サッカー部だって体力普通以上はあるだろ」 「俺そんな動かねぇもん」 「おい・・・」 なんとか集合時間に間にった俺と大輔は玄関に貼られていた教室へ移動した。 「失礼しマース・・・」 教室に入ると何だか落ち着かなかった。 中学で一緒だった奴ももちろんいるが、別の中学校からの生徒も当然いるわけだ。 その辺で女子が「あの男子結構かっこいい!」とか言ってるのはもはや定番だな。 「おい宗佑。席テキトーでいいらしいぞ」 「お、んじゃあの後ろの窓側座るべ」 丁度後ろに3席空いていた。 しかも窓側、ラッキー。
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