始まり。

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駐輪場から改札口には、やっぱりすぐに着いてしまう。まだまだ神山くんと一緒の時間が続けばいいのにと思ってしまう。それぐらい彼には人を惹き付ける才能があるんだと思い感心しまくっていると…声をかけられた。 「なあ~?携番教えとくわ。今から言うから登録しろよ。いくぞ~0901529…」 「えっ!?はっ?!ちょっ…待って!!」 「(大笑笑)。いいか~?これで最後だぞ。(笑)0901529…」 「もお~!!0901529………登録したよ。」 「ワンギリして。」 「…うん。」 カチカチカチカチ…ピッ ブブブブブブブブ…… 「よし。サンキュー。」 「ねぇ?なんで番号なの?普通メアドじゃない?」 「メール苦手。考えても無いこと書けんじゃん。信用出来ねーし。」 「…そうなんだ。」
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