彼の気持ち。

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ーーー大嫌いな1限目の数学が終わり、10分の休み時間になった。 私はいつもの様に、ありさとたワイもない会話で盛り上がる。ありさに昨日の神山くんとの事を話そうか悩んだが…まだ黙っておく事にした。 「ねぇ~今日、部活早く終わんないの?」 一瞬、ドキッとした。ありさ気づいてる…?何食わぬ顔で理由を聞いてみる。 「んっ?なんで~?多分遅いと思う…」 「…そっかあ~ぢゃあ無理だね?ユッキンといってくるわ。新しく出来た駅前のミ○ド♪(笑)」 「うっそー?!一緒に行くって言ってたのにぃ!!」 「だったら部活休む?」 「それは……絶対無理…。」 「じゃあ諦めなさい♪(笑)」 ちなみに『ユッキン』とは矢田祐希矢(やだ ゆきや)ありさと私の共通の男友達。三人とも家が近かった事もあり所謂、幼馴染みというやつだ。 しかし、ユッキンは高校は男子校に行ったので私は最近会えてない。ありさはよく会っているらしいけど…?
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