優しさに包まれて

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次の日、学校に行くと、北乃くんはまだ来てない。 桃「七海ーっ!」 「わぁっ!」 ドスンッ 「あっ、すいませ……」 「大丈夫?北野さん。」 北野……北野……北乃くん? 北乃「おはよ。」 ニコッと笑う、その笑顔に私の胸はドキッと音がした。 「おはよ……」 スーッと私の横を通り越して、友達のとこに行っちゃった。 北乃くんって…なんだか壊れそう。 一言しかまだ話してないけど、少し脆い人なのかなって思っちゃった。 桃「ごめーんっ。七海があんなに吹っ飛ぶと思わなかった。」 「ううんっ。大丈夫。」 『北乃くん…私の名前覚えてた。そっか、同じだもんね。』 ほのか「何か考えてるな、七海。」 「そんなことないっ。」 桃「これ、あげるーっ。手作りしたんだ。」 カバンの中から出てきたのは可愛い箱に綺麗に並べられてるパンケーキ。 『おいしそ……』 そう思わずにはいられないほど、いいにおいがした。 桃「召し上がれっ。」 「いっただっきまーす!」 ふわふわで甘いパンケーキの中にはリンゴが入っていた。 桃「桃特製の、アップルパンケーキだよ?どうかな?」 七海&ほのか「おいしいっ!」 ほんと…女子力の塊だよね。 可愛いし、料理も出来て。 「今度作り方教えて?アップルパンケーキ。」 桃「うんっ。」
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