出逢い

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「なぁー中野。 渡辺ってなんなの?」 「小雪のことか? つかなんなのってどゆこと?」 次の日の朝、大学で俺は中野に聞いていた。 「なんかあったのか?」 「昨日いきなり友達になろうとか言われてわけわかんねぇーよ」 俺は机にへばりつき愚痴っている。 「あいつは友達想いだからなぁー..... いつも一人でいるお前のこと気にしてるんじゃねーの?」 「んなもん余計なお世話だっつーの。 俺はお前いればそれでいいし」 えっ.... そう言って中野が少し引いてる。 「そうゆう意味じゃねーからな?」 そう言ってお互い笑いあった。 「それじゃあ、また帰りな?」 朝は俺と中野は別々だから離れている。 中野は走ってどこかに行ってしまった。 ふぅー...と一息つき、昨日のことを思いだす。 友達になろうか.... 大学にはいって久しぶりに言われた言葉だった。
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