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いつの間にか時刻は深夜になってしまっていて、サキと渡辺は終電を逃していた。
「悠哉どうする?」
どうするって言われてもなぁー.....
そして、考えた結果
「中野。二人はお前に任せた。」
そういい放ち帰ろうとしたが、
「バカやろう!
流石に二人はキツいから悠哉は小雪のこと頼んだぞ!」
え.....
こいつ本気か?と思い中野の顔見ると、本気の顔をしていた。
俺が女と自分の家で二人っきり.....?
無理!無理!無理!
俺の心の叫びを口からだして言葉にしようとしたその時、
「いや、無理なら大丈夫だよ?
歩いて帰るし....」
小雪が笑いながら言うが、作り笑いなのはすぐにわかった。
「歩いてって何分ぐらいで着くの?」
「....1時間ぐらいかな.....」
「悠哉....
お酒呑んだ女の子を一人で一時間かけて帰らすのは危ないし、男としてどうかと思うぞ。」
中野が俺の顔を見てくる。
そんな顔して見ないでください。
心の底から思った。
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