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俺は結局折れて小雪と二人で家に向かった。
なんでこうなっちまうんだ.....
心の中で思いつつも平常心を見せる。
すると、俺の異変に気付いた小雪が
「なんかごめんね。こんなことになっちゃって.....」
そこには昨日の元気な小雪はいなく、なにやら落ち込んでる表情だった。
「まぁ今回はしかたねーからな。
正直嫌だけどね。」
そう言って本音をぶつけると、ますます小雪は落ち込んでいった。
そして、ようやく自宅に着いた。
「汚い部屋だけど入れよ。適当に座りな」
そう言うと小雪は小さい声で
「お邪魔します。」
と言ってベッドに座った。
俺は冷蔵庫からビールを取り出し、小雪に「いるか?」と、一応聞いてみたが「大丈夫」と答えたのでお茶を出してやった。
そして、ビールを開けて一口飲み煙草に火をつける。
無言の時間が続く。
なにこれ?
どんな状況これ?
心の中で自分に問いかける。
でも答えたは見つからず時間は流れていった。
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